てんのせん

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PURPLE DIAMOND音源CD全曲感想

こんにちは。

BE MY ONEの全曲試聴がああ!
そしてMVも!
ツアータイトルも!

タイトル、SOUL TRAVELERですか…
机の上の本に「魂の旅行者」って節があって、というよりもその本のサブタイトルが「魂の旅」で、私はだめになってしまいました。好きが重なる、そんなことあって良いの……

セトリはもちろんですが、客入れや休憩中の曲も気になります。ああワンマンショーの季節が始まっているな。ジャミロクワイ聴きたいです。

ここまでの文章、情報解禁されてから書いたものなのですが、下書きとして書いていたものにも序文があったんですね。せっかくなので、そのまま出します。試聴する前にどんなのだろうと独自に考えてたやつがあるので笑ってください。

こんにちは。
数年前に閉店してしまった、気に入ってた本屋の思い出にひたっておりました。そこで一話を試し読みしたらはまった漫画があるのですが……その本屋が閉まってから、続きの単行本に加えてなんとその作品の公式の薄い本*1を3冊買ってるんだ……(ついこの間通販で買って早速読んで情緒が大変なことになってる)
月吠ツイッター時空、紙面での破壊力がやばいんだよッ…!

前記事で、次は感想文ですという次回予告をしたので、そのとおりのPURPLE DIAMOND(ライブ音源)感想文です。今更ですが、電車で聴いてたら記事をひとつ書きたくなってしまったのです。

と言いつつも、新情報が出るとそちらについて話したくなってしまいますね!←
BE MY ONE、曲名でしびっと来たのは「未熟者にはわかるまい。」と「悲しみで胸がいっぱい」かなあ……
愛哲で「みっちーさんの思う大人とは」って質問に「自分を知る、足るを知る」と答えてたり、去年のインタビュー記事の中で「大人の皆さんにだけお伝えしますけど、『諦める』ことも大事にしたほうがいい。」と言ってたりする兄さんのそのあたりの考えが聴けたら嬉しい。
あと個人的に「抱き枕」には00年代前半オシャレシティポップ感(?)があってほしい。(欲を言うと…もしこのアルバムに深沼さんが参加しているのであれば、それがこの曲であわよくば、これだーってなりたい)

抱き枕がしっとりした曲だとは思いませんでした。

感想、長いので畳みます。

M1. ダンディ・ダンディ
ミッチーの曲を知っていて、PURPLE DIAMONDはまだ見たことがない、ネタバレも見てないという人はもしかしたら「誤植!?」と思うかもしれない。天の川ランデヴーのイントロの一節が始まる。しかしながら続くのは調の違うダンディ・ダンディ。でもしっくりくる…!
AメロとBメロはライブ音源ながらもEDMらしさを残しているサウンドですね。これはホーン隊があまり入ってないからかな。サビは四分音符を刻むベースが本当にかっこいい。
「手相見てあげる」からの盛り上がり、EDMの醍醐味だなあ…と聴いていたらミッチーの、
みんな、みんな……知ってる、知ってる?
……ミッチーです!

そういうとこだぞ!(知ってるよ!かわいいかよ!)
いやしかし、ピッタリのタイミングで文章を入れてくるの本当に上手いなあ、と思います。

M2. 紅のマスカレード
ダンディ・ダンディが伸ばさずにぱっと終わるので、
音が切れる
→一瞬の間
→ベイベー男子の歓声
→カウントで紅イントロ
という流れ。最高。1曲目と2曲目は続けて聴きたい。
このライブ音源、疾走感が50パーセント増し、のような印象です。ギター、ベースの竿隊が目立っててピアノはいろいろなところで細かく飾っているからかしら……
原曲には入ってないサビ最初のキメ(ホーン隊)がめちゃめちゃかっこいいですね〜!あとホーンと言えば、あのトランペットソロがあるこの曲を2曲目にもってくるなんてそんな贅沢をしていいのだろうかという気持ちになります。

M3. S.D.R.
第一印象、めっちゃ遊んでるね!?例えばイントロのピアノだったりギターだったり……耳から感じるおじさんたちのはしゃぎっぷり。楽しそう。そしてキーボードがはちゃめちゃにオシャレ。
この曲、全体を通してアタックが強いところが多い気がする…そのため細かいキメがたくさんあるような……(キメといえばラスサビ最後のひとまわし、ドラムのキメに高まる)

M4. きれいな嘘
イントロの小気味よいドラム、飾りのように入ってるギター、動きまくるベース、サビ前にクレッシェンドするホーン、単音で存在感を出すキーボード、うねるようなストリングス(こういった雰囲気の曲に入るストリングスほんとに良い…)……全部盛り。すき。
ミッチー、冒頭で「さあ、デートの時間だよ。」と言うのでこの曲はそうですデートです。
そんなデート曲1番2番サビの「恋だから」と「からませて」、原曲とは異なる、下がるところに大人の余裕といった色気を感じます。と、思っていたら、ラスサビでは上がる。余裕はどこいったのでしょうか。すき。
その上最後に長く聴かせる(そして色っぽい)サックスソロ。すき。

M5. Lazy
いやデートしてからのこの曲ってそういうことじゃん?セトリずるくない?
イントロの印象的なカッティングのフレーズがキーボードに変わっただと……それによって「大人の夜」といったアダルティさがより増した感じがします。40代最後のデート(※)の夜(※)だからと言われればそれはもう納得してしまいますね。龍ちゃんのアクセントのつけ方、ジャズのようでオシャレで、なんとなくだけどベストアルバム「博」のボーナストラックに入ってるpillow talkを彷彿させるような…
しかしこのキーボード、だんだん予測できない動きをしていってアウトロはギターのカッティングに戻る(…戻るというのは違うかもしれないけれど)んですね。正直キーボードに注目して聴くだけでおなかいっぱいになります。天才だな…?(知ってた)
Bメロとサビで少し雰囲気が明るくなるように感じるのですが、コーラスが入るのも理由のひとつかな。歌ってないところで理枝さんがその長髪を乱れさせて(させられて?)いるのを感じる……そんなコーラス……

M6. ズキズキ
欲望図鑑に入ってる原曲に比べ、音が多かったり歌い方だったり年齢の重ね方だったり様々な要因が絡まってか深みを感じます。そのせいで、なのか、それなのに、なのかわからないけれど、切り離されたボーカルの孤独を感じてしまうな……
40代(ラスト)のミッチーが歌うこの曲で、傷ついた20代の悲哀が伝わってきてしまうので冷静に考えるとすごい。時空飛んでる。
最後に雨が降ります。

M7. 初愛
イントロ聴いただけでは思いもよらないくらいの激しい2サビ後の間奏が待っている…!
ギターのリフ、最後の和音だけにF#が入ってて掴まれます。その音、なんだか一点の光であって影であるみたい。
「無理してまで笑わなくてもいいよ」「悲しい嘘ついて笑わなくていいから」ってこのバラード2曲の「君」の笑顔に隠されたものを見つけてしまってる主人公(?)とてもつらい。ミッチーがワンマンショーでベイベー男子に言う「いい笑顔(微笑み)」とか「笑顔!」とか思い出すとダメージが10倍に跳ね上がります。ズキズキが、 悲しみを彼の中に見つけようとベクトルが内面へ向いているのだとしたら、初愛は外側に向いてるのだろうか…音数も多いし…なんてことを思っていたら次の曲で崩壊してしまう(私)。

M8. Wish
曲順がずるい。
原曲に比べて尺の長いイントロによって心が安らかになります。ズキズキの雨は上がったしなんなら花が咲いた。
Aメロの音程の低さがなんとも言えない。そこからBメロ→サビと徐々に上がっていくから……
サビのコーラスはボーカルの3度上をずっと追っていて、それがくずれるのが「心のままに」の部分なんですね。つまり2番では、「君さえいれば」で雰囲気変わる。ひん……
ライブ音源ならではの間奏を聴いてくれ。

M9. 三日月姫
Wishのあとに三日月姫とはなんという振り幅…!それに翻弄されながらもついていってるベイベー男子よ。歓声も、ダンスも耳から聴こえます(?)会場一体。
セクハラしていい?」(イケボ)

M10. Shinin' Star
三日月姫から流れるように入ります。続けて聴くと、こんなに明るく激しい(ドラムこれ手が4本あるの?って思う)曲なのに安心感があるような気がします。三日月姫の危険な香りが際立ってしまう!私のイヤホンが低音重視というのはあるかもしれないけれど、ベースが響いて気持ちいいな……(ほかの曲でも思ったからこの曲が!というわけではない)
踊らずに真剣に聴くとワンマンショーではおそらく聴き逃していたところもちゃんと聴けますね()パーカッションがいいアクセントになっているな。
この曲が1部ラスト。1部の中にSDRもShinin' Starも入ってるだなんて完成されすぎなのでは……

M11. 炎上!バーニング・ラブ
「ファンキーですか?」\ファンキーでーす!/
から始まる激しいドラム、からの熱い(温度)イントロ。だって熱いじゃないですか。
サビ、理枝さんのパートで温度上がって行って、ミッチーのパートで、というよりも主にキーボードのおしゃれな和音ですこし冷えて、また温度が上がる→下がるというような印象を受けて楽しい。歌詞はずっと炎の温度ですね。
しかしそのおしゃれな和音で緩和するようなキーボード、間奏では油を注ぐ和音(おしゃれだけれど)なので安心してはいけない。
ラスサビ前のタメ(?)からのキメ、めっちゃすき……(吹奏楽部の人は詳しいかしら…あのホーンがちょっと短めのロングトーン(?)からの最後ぱららって下がるやつ)。
ライブCD、この次の曲がココロノヤミってマジ?

M12. ココロノヤミ
通学中に聴いていて、落ちサビの合唱で思わず涙をにじませたことも、この記事を書くにいたったきっかけのひとつなのかもしれません。そんなことを思った。
BEAT & ROSESがロック先輩、つまりはギターの見せ場だったとしたら、PURPLE DIAMONDはベースとキーボードの気合いが入っていたのかもしれない、となんとなく思っています。編曲という意味でキーボード、メンバーとしてベース…そんなイメージ……なので、このココロノヤミを聴いていてこのCDラストの曲というのにすごく納得したんですね。静かに刻むドラムに、目立っていて、それでいて邪魔をしないベースが乗って、キーボードが上品に奏でる。そこにギターやソプラノサックスが飾りを入れる……
アウトロ、ソプラノサックスのソロがこれもまた最高に良いのですが(高い音による神聖な感じ…)そのあとの拍手がたまりません。

拍手に終わる及川光博ワンマンショーツアー2019 PURPLE DIAMONDライブ音源CD。
聴く前から知ってたけど最高だった!きっとBE MY ONEも最高なんだろうな。
3/18が待ち遠しいです。

*1:300ページを超えているので薄くないよなあ